企業診断

  • 財務状況調査
  • 事業状況調査(外部環境、内部環境)
  • 事業の問題点解析(事業の問題点、真因の特定)

財務状況調査、事業状況調査は、俗に、デューデリジェンス(Due Diligence)と呼ばれるもので、企業または事業の実態を明らかにするものです。また、財務状況調査では、多年度(過去3期以上)の決算書、付属の明細書等のデータをもとに、事業(または企業)の状況及び傾向を多面的にとらえます。
これに、事業における外部環境、内部環境を、事業者への直接のヒアリング等の実施により、事業上の課題を明らかにします。そこから、問題点の原因を掘り下げ、解決可能な真因を特定します。

  • 研究開発(製品開発)における問題点

新しいもの・製品を生み出すには、最初から斬新なアイデアを考えるのではなく、①事実と事実の組み合わせを粘り強く考えること、②市場のニーズを客観的にとらえること、③これらをマッチングさせること、により実現されます。また、研究開発ができていない、成功していない事業者は、この3つのステップのうちのどこかが欠けているのです。

PACでは、ヒアリング及び企業の実績などにより、その企業の能力及び体力を確認し、研究開発における問題点を明らかにし、新製品・サービスを作るための考え方を提案します。

  • 生産体制・管理における問題点(その1:生産効率化)

生産管理の基本は、プロセス管理と5Sです。それに、効率性の観点からは、TOC理論における集中の5段階に留意することです。各企業において、製造するもの、製造方法は様々であり、しかも企業固有の方法であることが多いのです。それ故、製造上の問題点がどこにあるのか、解明するのは難しいのです。
PACでは、原価管理等の数値とともに、製品ごとの製造手順(プロセス)に関する情報をもとに、生産体制・管理における問題点を明らかにし、改善するための方策を提案します。

集中の5段階

・システムの制約条件(ボトルネック)を見つける
・システムの制約条件を見つける制約条件を徹底活用する
・制約条件以外のすべてを制約条件に従属させる
・制約条件の能力を高める
・制約条件が解消されたら、惰性を避けて、新たにシステムの制約条件を見つける

  • 生産体制・管理における問題点(その2:リスク管理

製造業のうち、特に医薬品産業及び食品産業は、安全・安心に関する消費者のニーズがきわめて高い産業分野です。それ故、これらの業者では、消費者への説明責任(アカウンタビリティ)を実践するためのトレーサビリティの確保及びリスク(消費者被害)の発生を最大限に抑えるためのリスク管理(リスク管理、リスクコントロール等)の実施は、必須の対応項目となります。
PACでは、長年、製薬業界で培ってきた品質管理に関する技術・知識を活かし、生産効率化、継続的改善志向を取り入れた品質管理の手法、方法を提案します。

  • マーケティングにおける問題点

マーケティングの基本は、4P(製品、価格、販路、販売促進)及び競合分析(ファイブフォースモデル)です。マーケティング(販売営業)における問題点もここから解析していきます。ものが売れない原因は何なのか、本当に販路だけの問題なのか、価格は戦略的に決められているのか(本当に必要な売上高(価格×数量))、販売促進策はキチンと測定されているのか、ターゲットは明確になっているのか・・・など、多面的に評価分析を行います。
また、競合分析においては、ファイブフォースモデルにより、潜在的な競合の可能性についても分析を実施します。PACでは、これらの解析を通して、効果的なマーケティング計画の作成を支援(提案)します。

  • 人事・労務管理における問題点

人事・労務管理の目的は、モチベーションを含む組織及び人員のモラールの向上と能力の向上を図ることです。そのために、適正な人事評価および評価者の管理、目標管理等の実施が求められます。PACでは、企業の人事担当者等と協議し、行動特性評価および目標管理制度等の人事評価制度の構築を支援します。また、評価者研修を含め、生産・品質管理等の特定の分野、リスクマネジメント、問題解決力(ロジカルシンキング)等の特定の思考技術について教育訓練を提供します。

  • 事業の方向性(戦略)の提案

事業の方向性を考える方法としては、

社長の熱意、理念をもとに、「将来こうありたい」、「こうあらなければならない」といった「将来のあるべき姿」をまずイメージし、そのためにやらなければならないことを特定し、具体的な戦略を構築していく方法と自社及び自分の強みを活かし、市場性とマッチングさせ、戦略を構築していく方法、 の2つがあります。

しかしながら、この2つの方法は、全く別物ではなく、それぞれがうまくかみ合ったとき、実行可能性の高い事業の方向性(戦略)となります。 ここで、一般的に最も難しいと思われるところが、「自社の強み」を見つけることです。
自社の強みを考える場合、自社の持つ特徴に対し、ついつい客観的にとらえすぎてしまい、強みとして挙げられないことが多いのです。自社、自分の強みはまずは主観的に考えることが必要で、多少なりとも理由がつけば、立派な強みとして考え、足りない部分があれば強化していくことも考え、「将来のあるべき姿」へのストーリーを考えていくのです。

PACでは、社長及び従業員等との話し合いにより、「自社で考えられる強み」を徹底的に洗い出し、「将来のあるべき姿」へマッチングさせていくストーリー(戦略)の策定を支援します。

事業計画の作成およびフォローアップ

  • 事業計画の作成支援

事業の方向性(戦略)の提案に沿った内容で、具体的な事業計画(ビジネスプラン)の作成を支援します。ビジネスプランは、当事者が自ら実行するための計画であるため、当事者自身が作成することが基本となります。PACは、当事者の立場に立って、親身にその作成を支援します。

  • 事業計画のフォローアップ(1~3年)

例えば、1回/1~3か月の頻度で、事業計画の進捗状況を確認し、報告書によりその進捗及び実施項目の優先順位、改善提案、事業計画の見直しなどを提案します。PACでは、われわれが支援して作成した事業計画(ビジネスプラン)に対し、責任を持ってその計画達成を支援します。

経営相談

  • メール、電話、訪問及び面談など

経営及び創業に関するご相談に応じます。お気軽にご相談ください。
電話及びメールでのご相談は基本的に無料、訪問、面談などの場合でも、個別の案件により、見積書が発生するまでは、基本的に無料(初回面談は無料)で対応します。
ただし、対応時間には制約がありますので、費用がかかる場合は、都度こちらからその旨伝えさせていただきます。

障害者授産施設経営コンサルティング

PACでは、障害者授産施設に対する経営コンサルティングを行います。この分野は、今後、更に力を入れていくところですが、本年度(2009年)は、中小企業診断協会佐賀県支部の支部調査事業への参画および同協会の活動を通した同施設へのコンサルティング等の実績をつみ重ねていく予定です。
来年度以降、更にパワーアップしたコンサルティングメニューを提供する予定です。

品質経営コンサルティング

PACでは、品質管理/品質保証(QC/QA)に関する豊富な経験を活かし、ISO9000等の導入を目指す企業、HACCPの導入を目指す企業、HACCPに準じた品質管理体制の構築を目指す企業の支援を計画しています。
現在、準備中の段階ですが、必要に応じて、相談・コンサルティング対応を行っていきます。